経産牛

経産牛|安福久の優良血統で再飼育の黒毛和牛を扱っています。

経産牛(けいさんぎゅう)とは?


あまり聞き慣れないかと思います。経産牛とは、出「産」を「経」験した「牛」のことを指します。経産牛はあまり良い扱いをされていませんでした。通常、出産を経験して出荷されると、出産にエネルギーを使ってしまい、牛の肉が痩せ細ってしまって、食肉としての価値があまり出ないと言われていました。

さらに、牛に出産をさせるには、健康でなければならないので、食肉用の牛とは違った、ビタミンなどの高い栄養バランスを考えた飼料が与えられます。ビタミンが高いと脂身は黄色くなってしまい、流通の過程で安く買い叩かれてしまう傾向があります。

当店では柔らかさではなく、旨味という点で美味しいお肉を探すチャレンジもしております。今回は和牛のなかでも「経産牛」を新しく追加で取り扱いはじめました。

しかし、弊社で扱う経産牛はこだわりをもった牛のみを使用します。

優良血統『安福久』(やすふくひさ)の経産牛。


優良血統
弊社の扱う経産牛は「安福久(やすふくひさ)」という血統が入っています。牛肉の肉質は、3世代の雄牛の血統が大事と言われています。安福久はサシ(霜降り)の入りや肉質改良能力が高く、安福久の血統を持つ子牛は全国的にも高値で取引されることで知られています。未経産で出荷するとほぼA4〜A5になる能力を持っている牛になるそうです。今回の牛も経産にもかかわらず「A3」のランクがつきました。

黒毛和牛で長期飼育・再飼育。

黒毛和牛
経産牛のなかでも交雑種ではなく、純正な黒毛和牛を使用しています。

長期間飼育・再飼育
長期間飼育することで肉の味が濃くなっていきます。旨味の点では経産牛の方がよいといろいろな料理人から評価を得ています。経産牛は出産にエネルギーを使うため、ビタミン質の高い飼料を与えており、そうすることで脂身が黄色くなってしまいます。従来は何頭も出産させて、もう産めない体になってしまったら、痩せ細った状態で出荷され、「廃牛」「ババ牛」と呼ばれ、安く買われて挽肉の材料にしかなりませんでした。

弊社の経産牛は、牧場で独自でブレンドした飼料を与え、再肥育しています(6ヶ月~)。それにより脂身が白くなり、肉質も厚くなります。
未経産の牛と重量やロース芯のサイズ、脂の色味等、ほぼ変わりない状態の仕上がりでした。しかし、やはり長期間育っているため、肉質や筋に締まりは出てくるという面はどうしてもあるかと思います。和牛の「とろける〜」というよりは、経産牛は「旨みを噛み締める肉」という表現が良いかもしれません。

エム牧場さんから直接買い付け

二本松にあるエム牧場さんは、「たんくろ牛」の生産をはじめ、畜産業界の中でも新たな取り組みをしています。
エム牧場さんで所有している牛は2000頭以上!さらに「安福久」血統の牛を東北一飼っています!(すごい!!)
牧場から半身で直接仕入れさせていただいております!ですので全パーツ扱いございます。価格も安く提供できる様努力いたします!

もちろん「柔らかい!」もおいしさの1つ。

「旨味が濃い!」というお肉が提供できれば精肉店としてとても嬉しいことです。50年以上続く川合精肉店の従来の良さを残しながら、新たな挑戦もしていきたいです。飲食店さま、業務卸もさせて頂いております。是非興味ありましたらご連絡ください。

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