うつくしまエゴマ豚は、福島の指定ブランド豚で、エゴマを飼料で与えて、α-リノレン酸が多く含まれた豚です。
3種類の豚を交配させた品種で、福島県畜産試験場が1997年から研究を始め、5年の歳月をかけて技術を確立させました。出荷する豚は生後4ヶ月の豚です。出荷の1ヶ月前からは、毎日、すりつぶしたエゴマの種が3%入った飼料を与えて育てます。当店は、うつくしまエゴマ豚の販売指定店なので、安心してお求めいただけます。
そもそもエゴマ(じゅうねん)とは、シソの仲間で、ゴマに似た植物です。このエゴマからしぼられた油は、とても良質で、人の体にも良いとされています。福島はエゴマの生産が盛んで、健康食品としても販売されています。エゴマ豚の飼料は、このエゴマです。エゴマを飼料として豚に食べさせることで、エゴマが豚の脂肪に含まれ、人間の体によい脂肪になっていきます。エゴマの量がこれ以上多いと、豚の肉質がゆるくなり、少ないと風味もない。一定の量・期間に生み出された肉質・脂身・香り・食味が人気です。
α-リノレン酸とはDHAやEPAと同じで、人間に必要な必須脂肪酸の仲間です。α-リノレン酸は「n-3系脂肪酸」とも呼ばれ、必須成分にも関わらず、体内で作りだせないとされています。このため、「n-3系脂肪酸」は、食品などから体内へ取り入れる必要があるとも言われる成分です。
「n-3系脂肪酸」を摂取するには、「n-6系脂肪酸」という成分との比率が1:4になるように摂取することが、理想的とされる研究結果があります。この「1:4」の比率でα-リノレン酸を含んでいるのが、うつくしまエゴマ豚です。従来の豚に比べても、α-リノレン酸の値は約4倍です。体に良い脂質を十分に含んだ豚であると言えます。
味とやわらかさに優れている豚
うつくしまエゴマ豚は、在来の豚肉よりも「味」や「やわらかさ」に優れていて「おいしい」との評価を集めています。福島県畜産試験場で実施された三点識別法(3個組を用意して、その中の2つを同じものにし、違うものを当てるという識別方法)による官能検査(人の感覚に基づいた検査)でも、うつくしまエゴマ豚は有意に好まれました。口に残らないサラッとした甘みのある油。肉の柔らかさなど絶妙なバランスに仕上がっております。店頭でも「エゴマ豚しか買わない」というリピーターの方も多くいらっしゃいます。
当店では、うつくしまエゴマ豚を、日本全国に発送しております。ぜひご堪能いただきたいです。